紀州弁!意味が難しい和歌山の方言ランキング

今回はウェブアンケートにて総勢10,390名に調査した<紀州弁!意味が難しい和歌山の方言ランキング>を発表します。お弁当にも入っている「にんにこ」って何?山に落ちている「ちっちりこ」とは?気になる方はさっそくランキングをチェック!

紀州弁!意味が難しい和歌山の方言ランキング
TOP10
  • 1位にんにこ(おにぎり) (865票)
  • 2位はくら(日射病) (863票)
  • 3位ちっちりこ(松ぼっくり) (739票)
  • 4位にえた(青あざができた) (654票)
  • 5位のとろ(すごい、とても) (645票)
  • 6位きばって(許して) (515票)
  • 7位おどろく(目が覚める) (509票)
  • 8位ずつない(苦しい) (480票)
  • 9位もじける(壊れる) (474票)
  • 10位てき(あの人、あいつ) (400票)

ランキングの集計方法

調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<紀州弁!意味が難しい和歌山の方言ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,390名/調査日:2024年5月14日

目次

第1位:にんにこ(おにぎり)(865票)

  • ニコニコ笑っている感じ
  • 身近なものなのにさっぱりわからない
  • にんにくに聞こえる

聞いたら思わず笑顔になる!1位は「にんにこ(おにぎり)」!

「おにぎり」という意味の和歌山県の方言「にんにこ」。そのほのぼのした語感から、おにぎりがにこにこと笑っているかわいらしいイメージが思い浮かびますね。「にんにくと間違えそう」や「2個あるということ?」という声も。初耳だと何のことを言っているのかさっぱり分かりませんが、一度意味を知るとついつい使ってみたくなる方言です!

第2位:はくら(日射病)(863票)

  • 聞いただけでは絶対に日射病を連想できない
  • 他の和歌山弁は何となく想像できるが、これは全く予想できない
  • 語源を知りたい

古い言葉が変化した方言!2位は「はくら(日射病)」!

「日射病」や「暑気あたり」という意味で使われる和歌山県の方言「はくら」。和歌山県の中でも新宮市、那智勝浦町などの南部で使用されている方言です。古くから日射病のことを「霍乱(かくらん)」と言い、それがいつしか「はくら」に変化したようです。ちなみに同じ和歌山県内でも和歌山市などでは「あつけ」や「あつげ」という方言が使われています!

第3位:ちっちりこ(松ぼっくり)(739票)

  • 可愛くて面白い
  • かわいい呼び方ですね
  • 意味を知るのが難しい

小動物のことではありません!3位は「ちっちりこ(松ぼっくり)」!

「松ぼっくり」つまり「松笠」という意味の和歌山県の方言「ちっちりこ」。和歌山市や海南市など、和歌山県の中でも北部の方で使われています。同じ和歌山県内でも、「ちっちろ」、「ちんちろ」などの少し違った呼び方をする地域も。どれもかわいらしい呼び方ですね。ちなみに「松ぼっくり」という言葉自体が、元々は北関東で使われていた方言です!

第4位:にえた(青あざができた)(654票)

4位は「にえた(青あざができた)」!

  • 地元の人しか知らなさそう
  • 同じ関西でも、わかりませんね
  • 料理に使う言葉かと思う

「青あざができた」という意味の和歌山県の方言「にえた」。「にえた」と聞くと通常は、鍋などで何かを茹でたという意味の「煮えた」という言葉が思い浮かびますね。もし和歌山県で青あざができた足を差し出されながら「足にえた~」と言われても、鍋で煮たわけではないので安心してください。足に青あざができたことをそう言います!

第5位:のとろ(すごい、とても)(645票)

5位は「のとろ(すごい、とても)」!

  • どれも知らない言葉ばかりで、理解できないが、これはかわいい
  • 解説つきでないと、他県人は意味は絶対分からないのでは…と思う
  • 初耳では理解不能

「すごい」や「とても」という意味の和歌山県の方言「のとろ」。「のっとろ」とも言い、和歌山県の中でも中部にある御坊市などで使われていて、「のとろ(のっとろ)うまい」といった使い方をします。同じ和歌山県内でも「すごい」や「とても」を意味する言葉は、「やにこい」や「てち」などもあり、住んでいる地域によって使われる方言が分かれています!

第6位:きばって(許して)(515票)

6位は「きばって(許して)」!

  • 他所では完全に別の意味で使うので、非常にややこしい
  • 大阪で〝きばる〟は、〝気張る〟で〝頑張る〟の意味だから、隣の和歌山とは全く違う使い方をすることに驚いた
  • 意味が違って聞こえる

「許して」という意味の和歌山県の方言「きばって」。「息をつめて力む」という意味の標準語「きばる」とは意味が全く違いますし、同じ関西圏でも大阪府や京都府などでは「頑張る」という意味で使われるので、和歌山県の方言を知らないと勘違いしてしまいそうですね。和歌山県でもし「きばって!」とお願いされたら、「許して」という意味だと思い出してください!

第7位:おどろく(目が覚める)(509票)

7位は「おどろく(目が覚める)」!

  • 『びっくりする』という意味ではないことに驚く
  • 和歌山県人ビックリして起きる?
  • 別の意味がある言葉は難しい

「目が覚める」という意味の和歌山県の方言「おどろく」。標準語での「びっくりする」という意味での「おどろく」との意味の違いに驚いてしまいますね。しかし、実は古語の「おどろく」にも「目が覚める」という意味があります。つまり和歌山県の方言の方が、「おどろく」という言葉の元々の使われ方と同じなんですね。この事実に“おどろく”方も多いのでは?

第8位:ずつない(苦しい)(480票)

8位は「ずつない(苦しい)」!

  • 語源が分からない言葉だった
  • 全く分からない
  • さっぱりわからない

「苦しい」という意味の和歌山県の方言「ずつない」。お腹がいっぱいで苦しい時などに使います。古語の「術無し(ずちなし)」がもとになった方言です。もとになった言葉からも分かるように、なすすべのない苦しさや辛さを表しています。特に胃もたれした場合に「胃がずつない」と言い、和歌山県だけでなく岐阜県や三重県の一部でも使われています!

第9位:もじける(壊れる)(474票)

9位は「もじける(壊れる)」!

  • 『もじもじする』と勘違いしそう
  • 推測もできない
  • 『想像外』でした

「壊れる」や「つぶれる」という意味の和歌山県の方言「もじける」。文字だけ見たり聞いたりすると、「もじもじ」と恥ずかしがるイメージのある言葉ですね。実際に新潟県では「人見知りする」という意味の方言で使われています。ちなみに、「壊れそう」なときは「もじけそう」、「壊れやすい」ときは「もじけやすい」といった使い方をします!

第10位:てき(あの人、あいつ)(400票)

10位は「てき(あの人、あいつ)」!

  • 『敵』と間違いそう
  • 嫌われてると思ってしまいそう
  • 戦い相手かと思った

「あの人」や「あいつ」という意味の和歌山県の方言「てき」。標準語で考えると、どうしても「敵」という漢字で思い浮かべてしまい、ドキッとしますね。ちなみに「てきゃ」と言うこともあり、複数の人を指す場合は「てきら」や「てきゃら」と言います。この方言を知っていれば、もし和歌山で自分に対して「てき」と言われても驚かなくてすみますね!

紀州弁!意味が難しい和歌山の方言ランキングベスト10

以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)10,390名が選んだ<紀州弁!意味が難しい和歌山の方言ランキング>でした。

編集者:武田
調査方法:株式会社CMサイトが行ったインターネットリサーチ結果を集計。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)10,390名
調査日:2024年5月14日

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